【2020】現正社員で委託美容師経験者の僕が感じているこれからの働き方と選び方!!

美容コラム

どうも美容師のイトウです、だいたい毎日元気を持て余しているので朝から晩まで笑ってます!

今回は正社員美容師13年→委託美容師2年→正社員美容師4年という経歴を持つ僕が今業界的に認知度が上がってきているフリーランス美容師とは??というのを現場目線で書いていこうと思います!!

これからフリーランスになるぞ!という方の参考になれば幸いです!!

個人事業主とは??

まず、個人事業主って何!!?

いつからか正社員サロン出身の友人美容師達から「おれ委託サロン行くんだー」って話をよく聞くようになった。そんな時期ありましたよね。

にこ太郎
にこ太郎

お給料良さそうだし、俺も転職しようかなー。でも個人事業主っててそもそもなんなの??ね??ね???

ito
ito

(ね?がしつこいな…)個人事業主の定義としては法人化せずに事業を行う。というところなので、例えば複数人でしていたとしても法人でなければそれは個人事業主なんですが美容業界はこの辺りの解釈がややこしくなっていると思います。下に書いた2例も混同しがちです!

その中でも働き方は2つ

委託美容師

現在大手低価格サロンはほとんどがこの契約内容だと思います。

好きな時間に出勤して自由に休みも取れて。。というのが魅力なんですが、実際はそれなりに拘束されるルールがあるのが委託美容師さんの今の現状じゃないでしょうか。

ito
ito

昔見学にだけ行った委託サロンさんはホットペッパービューティーで悪い口コミが一件でも入ったら一か月間は電話予約のお客様にしか入客させてもらえないというペナルティーがありましたが、完全歩合の委託美容師がこのネット予約時代に電話予約のみの入客となると恐ろしいお給料になりますよね。。。。

ちなみにそこのお店は実質12時間拘束でした。(委託のメリットが0)

しかしお店の集客してくれたお客様への入客も出来るため自己集客力がない美容師さんにとっては心強いと思いますね。

そして社会保険料などが引かれない分手取りは正社員に比べて多くなるかと思います。

フリーランス美容師

※この記事でのフリーランス美容師はシェアサロンなどの面貸し契約と仮定します

上記の委託美容師の内容を見て「いやいや!!そんな拘束される意味が分からない!」

となった方、ご安心ください。

今流行りのフリーランス美容師なら本当に自由出勤です!

あなたの思う時間にお客様とやり取りをして技術を提供する事が出来ます。

ただ、ほとんどの場合が完全自己集客です。

つまり自分のお客様がいなければ売上は0。本当に美容師力やマーケティング力が試されます。

そのため、シェアサロンで働かれている方は独立はしたいけど出店リスクを考えてらっしゃる方や、元々店舗を経営していたけど店舗維持のリスクを考えてフリーランスに転向された方が多いイメージがあります。あとはママ美容師さんとかですかね。

還元率も良いため興味をお持ちの美容師さんも多いのではないでしょうか。

自己ブランディングが必要になるのでその辺りに自信があれば転向するのもありかも知れませんね。

自分でやること

個人事業主になるにあたり開業届というものを提出します。

ただこれは出さなくても特に罰則などはありません。

じゃあ面倒臭いし開業届出さんとこう!!は勿体ないです。

なぜなら確定申告時に青色申告控除などのメリットが受けられないからです。

青色申告って何??という方は国税庁のホームページへどうぞ!

個人事業主としてのメリット

自由な出勤スタイル

色々と書きましたがやはり昔ながらの正社員サロンよりは圧倒的に融通が利きます。

冠婚葬祭じゃなくても土日にも休みは取れますし、アシスタントのレッスンも見なくていいとなると帰るのは自然と早くなりますもんね。

会社強制の講習会や撮影会もないですし休日は完全に自由ですよね。

旅行好きの方は連休を取って体験に時間を費やすことも出来ます。

驚き!正社員の時の倍近くの給料!

そして手取りが圧倒的に多くなる場合がほとんどではないでしょうか。

理由は社会保険料などを引かれた会社からの給与支払いとは違い、自分で後で納税をしたり保険加入や年金支払いをしたりする分売上に対する還元率の高い報酬支払いだからです。

ちょっとややこしく書きましたが簡単に言うと。

事務子
事務子

会社が保険等の支払いをしないので自分でやって下さいね!

その代わり売り上げから○○%分丸々報酬は渡しますね!

という事です。

正社員サロンから委託転向すると大体の人が通帳を見てビックリすると思います。

恐怖のインボイス制度

インボイス制度とは

簡単に説明すると、課税事業者が発行するインボイス(請求書や納品書)に記載された税額のみを控除することができる「仕入税額控除」の方式をいいます。

なるほどなるほど。え、全然簡単じゃないじゃないか。。。。

すいません、さらにかみ砕くと↓

今までは1年の報酬額が1000万円未満の免税事業者であるスタイリストに対しても「消費税込み」での報酬支払いをし、その分の消費税控除を事業者は受けられていたのですが、インボイス制度導入後は課税対象事業者への支払い分しか控除されないため消費税分だけ報酬を下げるか免税事業者との契約をやめるかなどの現場にとってはダメージある選択に迫られるわけです。

ん?ということは。。。。。

報酬額が減るからフリーランスのメリット無くなるじゃん!!となるのは余りにも短絡的過ぎます。

簡易課税制度という制度があるんですが課税売上高が5,000万円以下の中小事業者に対して消費税額を減らせますよーというもの。

サービス業はみなし仕入れ率(この業種だったらこのくらい経費が必要と設定して決められた控除割合)が低く50%ではありますが何もせずに「インボイスだー!!10%下がるー!!わーー!!」と騒ぐのではなくて事前に準備して2023年を迎えましょう。

まとめ

家族がいるかどうかで働き方を選ぶのも一つです

今回は小難しくなってしまいましたが、委託よりも正社員の方がメリットとして大きいものの一つとしては会社が半分負担してくれる社会保険があります。

家族がいれば社会保険は扶養ではいれるのに対して業務委託だと国民健康保険と国民年金を家族分1人づつ全額負担しないといけないのでこの部分のメリットは大きいと思います。

自身が委託の時にこの部分は痛感しました。

今の自分に合ったではなくて将来の自分を作るための選択を

結局どちらが良いかというのは一概には言えません。

ただ過去に「この人は委託やってて良かったな」と思った人はその後のビジョンを描けている人がほとんどでした。

今手取りが欲しい!というだけで選ばずに逆算して自分の将来像に合った働き方を選ぶ事が大切かも知れませんね。

イトウの余談部屋

時代も変わり正社員の中でも会社によって雇用環境に差が生まれています

だからこそ給与だけの繋がりではないものの構築が重要になってくると思います

足並みを揃えるための一貫したブランドイメージや指揮取り

ここが弱いと何か一つの選択ミスでジェンガの如く総崩れしていくような気がします

正社員も委託も独立も先を見据えて責任の持てる行動をしていきたいですね!!

今日はここまで!!いつもありがとう!!!!